2015年2月12日 現地時間13時
カイロ国際空港からギザへ専用バスで移動。
エジプトの町並みを見ながら進みます。
建設中のマンションやビルの多さに驚き・・・
その割には作業している人の数の少なさに驚き・・・
藁で包んだ便器を大量に詰んだトラックに驚き・・・
信号がほぼないので、ガンガン割り込んでくる車に驚き・・・
毎回特にアジア諸国を訪れると感じるカルチャーショックを、
エジプトでも早速目の当たりにすることになったのでした。
母曰く、50年前の日本とさほど変わらないらしいけど。
そんな目が離せない町並みを走ること1時間。
ずっと恋焦がれていた、今回最大の目的地
『ギザの三大ピラミッド』に到着!

ついに来たよー!!!!!
大好きな番組『世界ふしぎ発見』や映画で見て、いつかは絶対に会いに来る!
そう思っていた場所の一つに訪れることができて( ;∀;) カンドーシタ


ギザの三大ピラミッドは、次の三基で構成されている。
①クフ王②カフラー王③メンカウラー王
最大のピラミッドは、エジプト第4王朝のファラオ、クフ王のピラミッドで、
完成時の高さは146.6m、底辺230mの正四錐形。
平均2.5トン、約230万個の石が積み上げられている。
紀元前2540年頃から20年間かけて作られた。
王墓として作られたと思われているけれど、
実際にミイラが見つかったわけではないんだとか。
ピラミッドの中に入ることができ、
一番奥にある玄室に石の棺桶のようなものがあるものの、
それが本当に棺桶かどうかは解明できていない。
さらに、このピラミッドは、なんと公共事業として作られていたのでは?
という説が強くなってきているとか。
ナイル川の氾濫により、一時職を失う農家の人々が暮らしていけるように
ファラオの計らいでお金を稼げる仕組みを作り出したといのか!?
今から4,000年以上も前なのに、文化がものすごく発展していたんだなと驚いた。
クフ王ピラミッドの内部は、かなりハード!
ピラミッドから出てきた時には脚がパンパンで膝が笑っていたほど。
狭くて長いトンネルの中を頭をかがめて進むので、かなり体制がきつかった(;´∀`)
階段もたくさんある。
そりゃ~、天下のピラミッドだもの、そう簡単に進めるはずがないってもんだ!
今や天下のピラミッドはそれはそれは丁重に扱われているけれど、
発掘開始当初は、ダイナマイトで爆発して発掘していたと聞いて、
その乱暴なやりっぷりがちょっと笑えたw
ピラミッド内部に潜入し、ピラミッドパワーをたっぷり注入!
どうやってパワーを吸収したらいいのかわからず、
壁にくっついてゴロゴロしてみたり、
なでなでしたりと、とにかく必死(笑)

クフ王の他の②カフラー王は息子、③メンカウラー王は孫と、
世代が進むにつれてピラミッドのサイズも小さくなっていく。
さすがクフ王おじいちゃま、威厳とピラミッドのデカさは比例しているのでしょう(`・∀・´)
写真は、ビューポイントで撮影したもの。

この日はとにかく最高の天気!
通常だと霞がかっていて見えない向こう側の町並みも見ることができ、
現地ガイドさん達が何度も「今日は最高の天気!」と言うほど。
こんなチャンスはなかなかないからラッキーだよ♪
と言うだけあって、砂漠と空が一体となった風景や、
4,000年前と現代の街並みがシンクロする様子をめいいっぱい楽しめた(*゚▽゚*)
ちなみに、ピラミッドはギザの三大ピラミッドが有名だけれど、
未完のものや崩れてしまったものなども合わせると約120基も存在する。

つづいて、こちらもエジプトハイライトの一つ『スフィンクス』
ファラオや神を守護する聖獣とされていて、
頭はカフラー王に似せて作られたと言われている。
頭は人間で体はライオンと、何とも不思議な石像。
本当はあごの下にヒゲがあったけれど、イギリスに取られてしまい、
今はイギリスの大英博物館にあって、エジプト政府が返還交渉中なんだって。
早く返してあげて欲しい。
スフィンクスは、建造直後から砂に埋もれてしまい、
トトメス4世によって最初の発掘が行われ、
4000年の間に幾度も埋もれては発掘されることを繰り返されてきた。

この10E£に描かれているのがカフラー王の彫像。

時間がなくて、ピラミッドとスフィンクスのベストショットは撮れなかったけれど、
最高のツーショットをなんとかカメラにおさめた。
この後、ハンハリーバザールを訪れ、日本で言うアメ横のような
活気あふれる商店街を散策&お買い物を楽しみました。

つづいて、パピルス店を訪れた。
パピルスとは、パピルス草から作られるもので、紙(ペーパー)の起源と言われている。
偽物はすぐに破けてしまうが、本物はどの方向からも破けない。
色鮮やかな絵がとても美しく、小さいけれど一番気に入ったこちらのパピルスをゲット!
---$24

夕食はエジプト料理の『ファルハ・マシュウィー』
柔らかくて香草がほんのりきいていて、めちゃくちゃ美味しい!
エジプトでは、メイン料理の他に、
タヒーナ(ごまのペースト)
ホンモス(ヒヨコ豆のペースト)
トルシー(野菜のピクルス)
アエーシ(中が空洞のパン)
などがテーブルに並び、パンや野菜と一緒に食べたり、
好きなものをちょこちょこつまみながら食べるのがエジプト流。
どれも優しい味で、日本人が好む味わいだと思う。

お腹いっぱいエジプト料理を堪能し満足したところで、
レストランの屋上から音と光のショー真っ最中のピラミッドを見ることができた。
昼間のピラミッドとはまた違った表情を見ることができ、
ハードだったけれど充実した一日となりました(o^^o)♪
翌日はチョー早起き!
ホテルは寝るためだけに使った感じw
次回、アスワンとアブシンベル神殿!!!